プログラミングのためのBGMなど、仕事や勉強の邪魔にならない無料で使えそうなBGM集。2023年版
在宅で仕事や勉強をしている時間が増えてくると、ずっと無音だと寂しい気がして、できればあまり気にならないBGMや環境音があるといいなあ、と思ったことはありませんか?
ちょうど2年前にそうしたBGMなどをまとめた記事を公開したところ、大変好評でした。しかし2年も経過すると、紹介した音源の多くが配信を終了してしまっています。
そこであらためて、現在配信中の音源を集めたBGM集 2023年版を作りました。
いつアクセスしてもすぐに聞けるような、24時間365日ライブ配信をしている動画や音源をできるだけ選んでいます。仕事や勉強の役に立てていただければ幸いです。
作業用BGMの定番としてのLoFiチャンネル
落ち着いたBGMあるいはチルアウトミュージックとしてのLoFi HipHop/LoFi Beats系の音楽は、ここ1年~2年ですっかり世の中に浸透した感じがあります。
特にYouTubeでの24時間365日ライブ配信のLoFiチャンネルは最初に広告が再生されると、あとは広告なしでずっと配信が続くため、BGMとして使うのにぴったりです。
まずは前回の記事でも紹介した定番のチャンネルから紹介しましょう
LoFi HipHopの火付け役であり定番の配信チャンネルが、勉強している少女の横顔がトレードマークの「Lofi Girl」チャンネルの「lofi hip hop radio - beats to relax/study to」です。
そのLoFi Girlチャンネルが今年の4月に新たなBGM配信をスタートさせました。シンセサイザー音を中心とした「synthwave radio」です。
なんとなく浮遊感を感じさせるシンセの音が気に入っていて、今の僕の一番のお気に入りチャンネルです(LoFi Grilファンの一人として新チャンネル開始の瞬間を夜中に見ていました)。
LoFi HipHop系のもう1つの定番チャンネルが、アライグマがトレードマークの「Chillhop Music」チャンネルです。
「Chillhop Radio - jazzy & lofi hip hop beats」は少しジャズっぽい感じのBGMが多めです。
もう少しリラックスしたBGMを聞きたいときは、アライグマ君がベッドでくつろぎながら仕事をしている「lofi hip hop radio - beats to study/relax to」があります。
チューリッヒ保険がBGMチャンネルを開始
さて、日本のLoFiチャンネルとして2年前の記事で紹介した、ソニーミュージックが運営する「Sakura Chill Beats」は、数カ月前にLoFiチャンネルのライブ配信をひっそりと終了させたようです(アニソンのチャンネルに模様替えしています)。
その一方で今年(2023年)1月には、チューリッヒ保険会社がヒーリングミュージックをライブ配信する「Green Music produced by Zurich」チャンネルを立ち上げています。
チャンネル開設時のプレスリリースによると「喫緊の課題である気候変動の問題を日本の皆さまとともに考える契機にしたいとの考えから、本チャンネルを始動しました」とのことです。
配信される音楽とアニメーションは、「この取組みに賛同した新進気鋭のミュージシャンがそれぞれ思い入れのある日本の自然豊かな土地をテーマに個性豊かな楽曲を書き下ろし、さまざまなアニメ作品に参加してきた新井 陽次郎監督がアニメーションを担当します。癒しの音楽と美しいループアニメーションが融合したヒーリングミュージックコンテンツを毎月4~6本お届けしていきます」と説明されています。
音楽もアニメーションも丁寧につくられている印象で、このチャンネルも最近のお気に入りの1つです。
ときどきライブ配信のURLが変わるようなので、上記のライブ配信が見られなくなったら、YouTubeチャンネルのリンクから配信中の動画を探してみてください。
「TOKYO TONES」チャンネルの「tokyo night drive - lofi hiphop + chill + beats to sleep/relax/study to」は、東京都内をドライブする映像とともにLoFiのBGMを楽しめます。
同じチャンネルの「shinjuku fm soft lofi / smooth jazz」は、映像が夜の新宿の風景です。
プログラミングのための音楽(Music for Programming)
もしもあなたがプログラマーなら、プログラミングのために作られた音楽「musicForProgramming();」もBGMとして欠かせないでしょう。
まるでテキストターミナル画面のようなWebサイトの右側の一覧から曲を選んで、真ん中のタイトル直下の「play」をクリックして再生です。どれも1時間程度の音楽ですので、仕事の区切りに使うのもいいかもしれません。
このWebサイト、Publickeyでは2012年に初めて紹介したので、すでに10年以上存在することになります。
プログラマが運営しているBGMチャンネルとしては、シカゴ在住のフルスタックエンジニアであるDion Lewis氏が運営する「Code Pioneers」チャンネルがあります。
ライブ配信をしている「Coding in Chicago v2.0」は、彼がシカゴの風景を見ながら延々とコーディングし続けています。
ポモドーロタイマーで集中と休憩を定期的に
集中する時間と休憩する時間を交互に繰り返すことで、一定のペースで仕事や作業、勉強などを行う「ポモドーロテクニック」を実践している方のために、ポモドーロタイマーをライブ配信しているチャンネルも紹介しましょう。
「TOKYO TONES」チャンネルの「STUDY WITH ME | tokyo city views | pomodoro timer | chill lofi (ft @studywithbento 勉強 ライブ」は、渋谷の街を見下ろしながら、25分集中、5分休憩、というサイクルを繰り返してくれるライブ配信です。
柴犬のタイキがマスコットキャラクターとなっている「Chill with Taiki」チャンネルでも、25分集中、5分休憩のポモドーロタイマー配信が行われています。
こちらは休憩時にアラームが鳴るので、しっかり休憩を取りたい方におすすめ。
ライブ配信以外にもYouTubeにはさまざまなポモドーロタイマーの動画が公開されています。お気に入りの動画を探してみてはいかがでしょうか。
街角のざわめきや自然の鳥の声、水の音
音楽よりも街角のざわめきを聞きながら仕事をしたいときには、渋谷交差点のライブカメラはいかがでしょうか。
渋谷交差点はテレビ朝日と日本テレビがYouTubeでライブ配信していますが、テレビ朝日の方は無音ですので、ここでは日本テレビのライブ配信を紹介しましょう。
自然の音が聞きたい方は、「平等寺」チャンネルの「お寺の本堂 24時間ライブ配信 鳥や虫たちの声と共に」をぜひどうぞ。
四国八十八ヶ所 第二十二番札所の平等寺本堂を24時間ライブ配信しており、文字通り鳥のさえずりや僧侶の方々が本堂やその周辺で仕事をされる音などが聞こえてきます。
「Explore Live Nature Cams」チャンネルの「Tropical Reef Camera powered by EXPLORE.org」は、コポコポという穏やかな水の音と共にアクアリウムの映像をライブ配信してくれています。
鉄道の音、そしてアニソンの24時間配信
最後は少し趣味に走った環境音と音楽のライブ配信を紹介しましょう。
「レルカウガル」チャンネルの「Cab view from some of the most scenic railways in the world」は、海外の鉄道の運転席からの映像と音声を延々とライブ配信しています。鉄道の運転手気分を味わいつつ、レールの上をガタゴトと音を立てて走る鉄道の音をずっと楽しめます。
「KING AMUSEMENT CREATIVE」公式チャンネル」の「【Official】 アニソン24時間365日ラジオ|Anileap アニリープ|24/7 anime song live」は、タイトル通りアニソンが24時間365日流れ続けます。
ただ、ほとんど僕の知っているアニソンが流れないのは、果たして僕の年齢によるジェネレーションギャップなのか、それともアニメの趣味のせいなのでしょうか。
お気に入りのBGMを見つけて、仕事や勉強が少しでも楽しくなるといいですよね。
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