生成AIがDockerを使った開発の質問に答えてくれる「Docker AI」発表、Dockerfileのエラーなども修正。VSCode対応。DockerCon 23
Docker社は米ロサンゼルスで10月3日と4日の2日間、年次イベント「DockerCon 23」を開催。2日目の基調講演で、Dockerに関する質問に答えてくれたり、Dockerfileのエラーを解析して指摘してくれたりする生成AI「Docker AI」(コードネーム)を発表しました。
Docker AIはVisual Studio Code(以下VSCode)から利用するようになっており、例えば「How do I dockerize my project」(プロジェクトをDockerコンテナ化するにはどうすればよいですか?)、という質問に対して、VSCode上で開発中のプロジェクトの内容に沿った回答をしてくれます。
回答は下記のようにJupyter Notebookと同じ画面構成になっていて、Docker AIの回答をコマンドとしてそのまま実行できるようになっています。
複数の手順に分かれているときには、手順が順番に示されるため、そのまま順番に実行していくことが可能。
Dockerfileにエラーがあるときなどは、エラーの内容の解説もしてくれます。
このようにDocker AIは、開発者がDockerfileやDocker Composeファイルを編集したり、ビルド時に発生したエラーをデバッグしたり、ローカルでテストを実行したりする際に、プロジェクトやコードなどのコンテキストに応じたベストプラクティスによる自動ガイダンスを提供してくれると説明されています。
Docker AIは現在アーリーアクセス版で、申し込みを受付中です。
DockerCon 23
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