Webアプリケーションフレームワーク「SvelteKit 1.0」正式リリース。SSR/SSG/SPAなど対応

2022年12月20日

Webアプリケーションフレームワーク「SvelteKit 1.0」が正式リリースとなりました。

SvelteKitは、Web UIフレームワークの「Svelte」と、ビルドツールの「Vite」を基盤としたWebアプリケーションフレームワークです。

Svelteは、読みやすく簡潔なコードでWebアプリケーションのユーザーインターフェイスを構成できるフレームワークです。

仮想DOMを使わず、コンパイル時に状態が変化する箇所を特定し、その変更のためのJavaScriptを生成することで実行時の高速な状態変更を実現することも大きな特徴です。

JavaScriptに興味を持つ世界中のIT技術者のアンケート結果をまとめた「The State of JavaScript 2021」では、React、Angular、Vue.jsに続く4番目の人気を持つ注目のフレームワークです

SSR/SSG/SPAなど構築可能

SvelteKitは前述の通り、SvelteとViteを基盤としたWebアプリケーションフレームワークです。SvelteとSvelKitの関係は、ReactをベースにしたWebアプリケーションフレームワークのNext.jsに似ていると言えるでしょう。

SvelteKitも、ファイルベースのルーティング機能を提供し、SSR(サーバサイドレンダリング)やSSG(静的サイト生成)、SPA(シングルページアプリケーション)などさまざまなタイプのWebアプリケーションを実現できます。

デプロイ先に対応するアダプターが用意され、Node.jsやFirebase、AWSなどさまざまな環境を簡単に選択できることも特徴とされています。

fig

SvelteKitは今後さらに国際化サポート、インクリメンタルな静的生成、画像の最適化などのさらなる改良をする予定。来年にはSvelte 4の開発も開始される予定となっています。

あわせて読みたい

HTML/CSS JavaScript Web技術 プログラミング言語




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本