「Visual Studio 2022 for Mac」の正式リリース近づく。macOSネイティブUI搭載、Apple M1プロセッサ対応、サーバレスアプリ開発対応など新機能

2022年4月19日

Macに対応した統合開発環境「Visual Studio 2022 for Mac」の正式リリースが近づいてきています。

開発元であるマイクロソフトは2022年上半期のリリースを予定しているため、正式リリースまであと1カ月程度と予想されています。現在、プレビュー9が公開中です。

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Visual Studio 2022 for Macでは、これまでと同様にC#、F#、Razor、HTML5、CSS、JavaScript、TypeScript、XAML、XMLなどのプログラミング言語やマークアップ言語や.NETフレームワークなどを用いて、Webアプリケーション、Macアプリケーション、iOSアプリケーション、Androidアプリケーションなどの開発を行うことができます。

.NETフレームワークは最新の「.NET 6」に対応予定。もうすぐ正式リリースが予定されているクロスプラットフォーム対応のUIフレームワークである「.NET MAUI」には、Visual Studio 2022 for Macの正式リリース時点で正式対応は約束されていませんが、少なくとも.NET MAUIが正式リリース後にはアップデートによる対応などが行われるはずです。

また、Azure Functions V4を用いたサーバレスアプリケーションの開発にも対応予定です。

macOSネイティブなUIを搭載へ

Visual Studio 2022 for Macの最大の改良点は、macOネイティブなUIがようやく採用されることでしょう。

これによりAppleユーザーにとって使い慣れたUIでVisual Studioを操作できるようになるだけでなく、「パフォーマンス、信頼性、 製品の品質に関して 以前に報告された 100 件以上の問題を修正します」とマイクロソフトは説明しています。

また、Apple M1プロセッサへのネイティブ対応も実現します。これはVisual Studio 2022 for Macそのものを.NET 6上で開発することによって実現されたと説明されています。

前述のようにVisual Studio 2022 for Macはプレビュー9が公開されており、すでに新機能の追加はなくなり、最後のバグフィックスフェーズに入っている模様。おそらくあと1、2回プレビューリリースが公開された後に、正式版が登場するのではないでしょうか。

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