マイクロソフト、「.NET MAUI」がリリース候補版に到達。単一コードでWin/Mac/Android/iOSのUIを記述可能に
マイクロソフトは、デスクトップアプリからモバイルアプリまで単一のソースコードでクロスプラットフォーム対応を可能にするUIフレームワーク「.NET Multi-platform App UI」(以下、.NET MAUI)がリリース候補版に到達したことを発表しました。
現時点でSDKのAPIは完成し、ライブラリも正式版と互換性があるものになったとのことです。
.NET MAUIには、デスクトップとモバイルの両方のプラットフォームに適用可能なUIを構築するために最適化された40以上のレイアウトやコントロールなどが同梱。
単一のソースコードでWindows、macOS、iOS、Androidそれぞれのネイティブユーザーインターフェイスを備えたアプリケーションが開発可能になります。
マイクロソフトはオープンソースとして開発している.NETフレームワークを、Windows、macOS、Linux、iOS、Android、Web、クラウドなど、あらゆるプラットフォームに対応するものとして開発しています。
.NET MAUIは、その.NETフレームワークにおいてUIのクロスプラットフォームを実現する重要な要素です。
もともと.NET MAUIは昨年、2021年11月に正式リリースされた「.NET 6」に組み込まれ、同時に正式リリースされる予定でした。しかし十分な品質で正式版をリリースするために正式版のリリーススケジュールを先送りしていました。
今回リリース候補版が登場したことで、おそらく1~2カ月程度で.NET MAUI正式版が登場するのではないかと予想されます。
.NET MAUIリリース候補版は、Visual Studio 2022 17.2 (プレビュー3) をインストールするか既存のVisual Studioをアップデートすることで利用可能になります。
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