MariaDBがニューヨーク証券取引所への株式公開を発表

2022年2月3日

MySQLからフォークしたオープンソースデータベースとして知られるMariaDBを開発するMariaDB社が、ニューヨーク証券取引所への株式公開を行い、上場企業になることを発表しました。

株式公開は2022年下半期に完了する予定です。

MariaDBは、MySQLのオリジナルの開発者だったMichael "Monty" Widenius氏が、MySQLをフォークして立ち上げたプロジェクトです。そして、そのMariaDBを推進する企業であったSkySQL社が2014年に社名を「MariaDB Corp.」に変更し、現在のMariaDB社になります。

当初はMySQL互換がMariaDBの最大の特徴でしたが、2016年にはカラム型データベースエンジンを搭載した「MariaDB ColumnStore」を発表してOLAP市場へ参入、2018年にはMySQL互換の分散データベースClustrixを買収するなど、独自の技術と実装を備えた製品展開を開始しました。

現在ではミッションクリティカル向けの「MariaDB Enterprise Server」、スケーラブルなデータベースを実現する「MariaDB Maxscale」、アナリティクス向けの「MariaDB Columnstore」、クラウドデータベースサービスの「SkySQL」など、幅広い製品展開を行っています。

同社CEOのマイケル・ハワード氏は株式公開にあたり「I am excited that a public investor base and enhanced capital access will allow us to accelerate the go-to-market for our technology that has already been battle-tested and proven its market fit.」(株式公開と資本アクセスの強化により、すでに実践で証明されている我が社の技術の市場投入が、さらに加速できると期待しています)と、コメントしています。

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2024年9月、MariaDB社は投資会社に買収され上場廃止となることが発表されました。

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