KubernetesをGoogleが開発し、オープンソース化し、成功した経緯。関係者らが肉声で語るドキュメンタリー映像「Kubernetes: The Documentary」YouTubeで公開

2022年2月8日

ITエンジニア向けの転職紹介などキャリアサービスを提供しているHoneypot社は、Google、Red Hat、Cloud Native Computing Foundationの協力の下、Kubernetesの誕生から現在までをドキュメンタリー映像としてまとめた「Kubernetes: The Documentary」をYouTubeで公開しています(Part 1Part 2)。

関係者のインタビューを基にしたドキュメンタリー

この映像は実際にKubernetesに関わってきた多数の関係者によるインタビューをまとめたもの。Part1とPart2に分かれています。

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Part1では、GoogleがKubernetesの開発に至る背景、そしてKubernetesの開発をシアトルのチームにいたBrendan Burns氏、Joe Beda氏、Ville Aikas氏の3人で始めた際に、マウンテンビューにあるBorgのチームと定期的に連絡を取りながら進めていたことなどが語られます。

Kuberenetesの共同開発者であるCraig McLuckie氏、Joe Beda氏ら多くの関係者が実際に登場し、当時の様子を振り返ります。

figCraig McLuckie氏
figJoe Beda氏

Kuberneesをオープンソース化することで業界の変化を望んだ開発チームは、しかし当初Google社内でオープンソース化に反対されますが、ついに説得に成功。名前とロゴも決定されました。

Part2では、DockerCon 14でついにオープンソースとして発表されたKubernetes。すでにDocker Swarm、Mesosphere、CoreOS Fleetなどライバルとなる他社のコンテナオーケストレーションがひしめくなかで、どうやって成功を収めていくかが語られれます。

figEric Brewer氏

大きなターニングポイントとなったのが、GoogleがKubernetesの開発を支配しているとみなされる状態から脱し、多くのコントリビュータや企業からの協力を得るために独立した団体であるCNCFを設立したこと。

さらにNiantecのポケモンGoにKubernetesが採用され、大規模な運用基盤での実績が証明されます。

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そして2017年にDocker社がKubernetesのサポートを発表したことでKubernetesが事実上の標準になり、Kubernetesの成功は誰の目にも明らかになっていきます。

Kubernetesに興味のある方はぜひご覧ください(残念ながら記事公開時点で日本語字幕は用意されていないようです)。

「Kuberntes: The Documentary」トレイラー

本編Part1

本編Part2

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このドキュメンタリー映像は、ちょうどこの記事で紹介した時期と内容が重なっています。合わせてどうぞ。

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