Google、揺れやミスのある住所表記を検証、正確な住所の推定、標準的な住所表記などを出力する「Address Validation API」正式リリース。米国や欧州などから順次展開
Googleは、入力された揺れのある住所の文字列を検証し、正確な住所表記を出力する「Address Validation API」の正式リリースを発表しました。
Have you ever entered the wrong address by mistake? Oops
— Google Maps Platform (@GMapsPlatform) November 9, 2022
That's why we're happy to announce the general availability release of Address Validation, a new API that helps improve user experiences and reduce the impact of invalid addresses. https://t.co/zSyx1q1X2T
ユーザーに入力してもらった住所を基に荷物や手紙を発送する、あるいはその場所に移動する、といったことは非常にありふれた処理ですが、人間が入力する住所の文字列は、同一の場所を示す場合でも多数の表記揺れが存在する上に、ときには勘違いや転記ミスなどによって間違った文字列が入力されることもあります。
こうした表記の揺れや間違いがあると、例えば入力された住所の文字列を使ってGoogle Mapで地図上の位置を検索しようとしても、該当する場所を見つけられない、といったことが起こりえます。
今回正式リリースが発表されたAddress Validation APIは、入力された住所の揺れや間違いを検証し、必要に応じて正確な住所を推測して修正や補完を行い、標準的な住所表記やGeocodeやPlaceIDなどを出力する、というものです。
これにより、人間が入力した住所の文字列を素早く正し、迅速に正確な場所を確認しできるようになるため、配達や移動などのミスを減らして効率が高まることなどが期待されます。
「Address Validation API のカバレッジの詳細」によると、現時点で対象となっている地域は米国、カナダ、コロンビア、メキシコ、イギリス、アイルランド、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、ポーランドなどを始めとする北米、南米、欧州の各国。アジアではシンガポール、マレーシア、ニュージーランド、オーストラリアなどを始めとする国々が含まれています。
日本は対象地域に含まれていませんが、対象地域は定期的に増やしていくと説明されているため、いずれ対応されることを期待して待つことになります。
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