Google Cloud、動的にブロックストレージのIOPSとスループット性能をそれぞれ設定できる「Hyperdisk」など発表
Google Cloudは9月9日に開催したオンラインイベント「A Spotlight on Storage」で、エンタープライズ向けに4種類のストレージサービスを発表しました。
Google Cloud Hyperdisk
Google Cloud Hyperdiskは、動的に性能を変更可能なブロックストレージです。IOPSとスループットをそれぞれ独立して動的に設定変更できるため、アプリケーションを運用していくなかでストレージ性能への要求が変化した場合でも、変化に合わせたIOPSやスループットを設定できます。
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Autoclass
AutoclassはオブジェクトストレージであるGoogle Storageの新機能です。オブジェクトへの最終アクセス時期やポリシーによって、ウォームデバイスからコールドデバイスへと自動的にオブジェクトを移動させることができます。これによって、これまでマニュアル操作で行っていたオブジェクトストレージに対するコストの最適化を図ることが可能です。また大量のオブジェクトの情報を把握できるStorage Insights機能も追加されました。
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Filestore Enterprise multishare for Google Kubernetes Engine
フルマネージドなNFSファイル サーバーであるFilestore EnterpriseをGoogle Kubernetes Engineのクラスタに対して利用することが可能になりました。
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Google Cloud Backup and DR
VMやデータベースのバックアップやディザスタリカバリ対応をGoogle Cloudのコンソールから統一的に実行できるようになりました。
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