GitLabがVisual Studio CodeベースのWebIDEへ移行すると発表
GitLabは、これまでGitLabが自社で開発し提供してきたWebIDEを、Visual Studio CodeベースのWebIDEへ移行していくと表明しました。
Here's what's coming next to GitLab Web IDE. https://t.co/1iHQrvR46a
— GitLab (@gitlab) May 24, 2022
GitLabには以前から、Webブラウザの画面からコードを管理しつつ、そのままコードの編集などを可能にするWebIDE機能が統合されていました。このWebIDEはオープンソースのMonaco EditorをベースにGitLabが開発してきたものと説明されています。
今回の発表は、このWebIDEをVisual Studio CodeベースのWebIDEに置き換えるというものです(ちなみにVisual Studio CodeもMonaco Editorをベースにしています)。
すでにVisual Studio CodeにはGitLab用の拡張機能が用意されていますが、新たなVisual Studio CodeベースのWebIDEには、この拡張機能で提供されていた機能も組み込むとのこと。下記は「The Future of the GitLab Web IDE」からの引用です。
We're working with the team that builds our amazing GitLab Workflow extension for VS Code to make it available in the browser so we can bundle it in the Web IDE, and bring all those great features along for the ride.
私たちは、VS Code 用の素晴らしい GitLab ワークフロー拡張機能を開発しているチームと協力して、その機能をWebブラウザでも利用できるようにすることで、WebIDEにバンドルし、素晴らしい機能群すべてを一緒に提供できるようにします。
Visual Studio CodeにはWebブラウザで利用可能な「Visual Studio Code for the Web」もオープンソースで存在しており、GitLabはこのVisual Studio Code for the Webを新しいWebIDEのベースにすると見られます。
また、Visual Studio Codeには多数の拡張機能が提供されていますが、GitLabの新しいWebIDEはこうした拡張機能もできるだけ使えるようにする意向を明らかにしています。
One of the most compelling aspects of VS Code is the massive community and library of extensions available to customize your experience and integrate with other tools. A subset of these extensions are already compatible with a web-based instance of VS Code, and our goal is to make them available in the Web IDE so you and your teams can work as efficiently and consistently as possible.
VS Codeの最も魅力的な側面の1つは、膨大なコミュニティと拡張機能のライブラリによって体験をカスタマイズできることです。これらの拡張機能のサブセットはすでにのWebベースのVS Codeインスタンスと互換性があります。私たちの目標は、WebIDEでそれらを利用できるようにすることで、あなたやあなたのチームができるだけ効率的かつ一貫して作業できるようにすることです。
Visual Studio CodeはITエンジニアのあいだで急速にシェアを伸ばしています。GitLabが採用することで、ますますその存在感が高まりそうです。
あわせて読みたい
Windows Serverで「Windows Subsystem for Linux 2」が利用可能に。6月のアップデートで
≪前の記事
MySQLの運用をコードで定義し大幅に自動化する「MySQL Operator for Kubernetes」がオープンソースで公開[PR]