GitHubがMarkdown内で数式表記をサポート、TeX/LaTeX構文で記述
GitHubはMarkdownで記述するドキュメント内で、TeXおよびLaTeX構文で記述する数式の表記をサポートすると発表しました。
Mathematical expressions can now be displayed in Markdown on GitHub using the $$ and $ delimiters - all with the help of the wonderful @MathJax project. https://t.co/831DR5aLay
— GitHub (@github) May 19, 2022
TeX/LaTeX構文はもともと美しい組版を実現するために作られたマークアップ構文で、複雑な数式であっても十分に表現できる高度な仕組みを備えています。ただしその分、記述は複雑になりがちな面もあります。
今回GitHubがサポートしたMarkdownドキュメント内でTeX/LaTeX構文による数式を記述する場合、インラインでは$を、ブロックとしては$$をデリミタとして使います。下記はGitHubのブログ「Math support in Markdown」からのサンプルの引用です。
When $a \ne 0$, there are two solutions
to $(ax^2 + bx + c = 0)$ and they are
$$ x = {-b \pm \sqrt{b^2-4ac} \over 2a} $$
このTeX/LaTeX構文による数式表記は、JavaScriptライブラリのMathjaxを用いているとのことです。
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