Electron代替を目指すTauriがGUIライブラリ「tauri-egui 0.1.0」をリリース
Electronの代替を目指す軽量なRust製フレームワーク「Tauri」の開発チームは、Tauriで使えるGUIライブラリの初めてのリリース「tauri-egui 0.1.0」をリリースしました。
Today is soon™️
— Tauri (@TauriApps) September 19, 2022
Remember when we promised you the ability to make interactive windows without any HTML/CSS/JS or even a system webview?
Now you can! Just click the link below to learn how to try out tauri-egui and integrate into your own app.https://t.co/QECA9Q85Yr
TauriはRust言語で開発されていること、OSが備えているWebViewの機能を用いることで、Electron製のアプリケーションで組み込まれるChromiumのようなレンダラの組み込みを不要にしていることなどを特徴とするフレームワークです。
今回リリースされたtauri-eguiを用いると、上記のツイートにあるようにWebViewやHTML/CSSやJavaScriptを用いなくともTauri上でインタラクティブなUIを備えたウィンドウを表示できるようになります。
Rust製GUIフレームワーク「egui」
tauri-eguiを簡単に説明するならば、Rust製のGUIフレームワークである「egui」をTauriから使えるようにしたものです。そのため、GUIライブラリの能力そのものはeguiに依存します。
eguiは2020年に登場し、現在のバージョンは0.19.0。目指しているのは、最も利用の容易なGUIライブラリで60Hzに対応した高速性、ミスしにくいフレンドリーさ、拡張可能性、同一コードでWebとネイティブアプリに対応するポータビリティなど。
一方でGUIライブラリとしての強力さ、ネイティブなルック&フィールの実現などは目指していないとしています。
下記がeguiのデモ画面。テーマや配色、フォント、スペーシング、サイズなどのカスタマイズも可能。
このeguiをtauri-eguiでTauriから利用し、サインイン画面を表示させたサンプル画面が下記です。すべてのプラットフォームで同様のウィンドウが表示されると説明されています。
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