オンプレミスでAmazon EKS環境を実現する「Amazon EKS Anywhere」がRed Hat Enterprise Linuxに対応

2022年10月24日

Amazon Web Services(AWS)は、オンプレミスなどAWS以外の環境でもAmazon EKS(Amazon Elastic Kubernetes Service)と同等のKubernetes環境を構築できるソフトウェア「Amazon EKS Anywhere」が、Red Hat Enterprise Linuxに対応したことを発表しました

fig

Amazon EKSは、AWSのクラウド上でKubernetesによるコンテナオーケストレーション、ノードプロビジョニング、Kubernetes自身のパッチ適応や更新、統合的な管理コンソールなどをマネージドサービスで提供するサービスです。

Amazon EKS Anywhereは、こうしたAmazon EKSの機能をオンプレミス上で構築できるソフトウェアとして2021年9月にリリースされました。オープンソースとして公開されているほか、AWSからの有償サポートも提供されています。

参考:Amazon EKS Anywhereが正式リリース。オンプレミスにAmazon EKSと同様のKubernetes環境を無料で構築可能

対応OSとして、コンテナ実行に最適化したAWS製のLinux OS「Bottlerocket」もしくはUbuntuが利用可能で、その基盤としてVMware vSphereが要求されていました。その後、ベアメタルサーバでも利用可能になっています

今回の発表は、このAmazon EKS Anywhereの対応OSにRed Hat Linux Enterpriseが追加されたことです。オンプレミスで利用するOSとしてRed Hat Enterprise Linuxもしくはそのクローンを利用している企業は少なくないとみられますので、企業のシステムにおいてAmazon EKS Anywhereを導入できる環境はこれまでよりも大きく広がるのではないでしょうか。

また今回、クラウド基盤ソフトウェアであるApache CloudStackへの対応も合わせて発表されました

あわせて読みたい

AWS Kubernetes クラウド コンテナ型仮想化




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本