マイクロソフト、「Windows Subsystem for Android」をWindows 11のWindows Insider Program向けに配布開始、KindleなどのAndroidアプリが実行可能に
マイクロソフトは、一般提供前のWindows 11を配布するWindows Insder Programにおいて、Windows 11でAndroidアプリを実行可能にする「Windows Subsystem for Android」の提供を開始したことを明らかにしました。
6月にWindows 11が発表された際に、Windows 11ではAndroidアプリケーションを実行可能にする計画があることがマイクロソフトから表明されていました。
Windows Subsystem for Androidは、Windows上でLinuxアプリケーションを実現する「Windows Subsystem for Linux」と同じように、Hyper-Vで構築された仮想マシン上で稼働し、LinuxカーネルとAOSP(Android Open Source Project)バージョン11をベースにしたAndroid OSが含まれていると説明されています。
これによりKindleなどAndroidアプリをWindows 11上で実行可能になります。
マイクロソフトはWindows 11上で実行するAndroidアプリを配布するためにAmazon.comと提携し、Microsoft Store内でAmazon App Storeを展開します。Windows Subsystem for Androidは、このAmazon App Store経由で配布されるとのことです。
あわせて読みたい
Kotlin Multiplatform Mobile(KMM)がベータへ。コンカレント処理でのメモリリークフリー、iOSエコシステムとの連携強化など
≪前の記事
Red Hat OpenShiftがシングルノードで利用可能に、新バージョンの4.9から。エッジロケーションなどでの利用を想定