W3CとIETF、「WebRTC」が正式な標準仕様に到達したと発表

2021年1月28日

W3CとIETFは、WebRTCが正式な標準仕様に到達したことを発表しました。

WebRTCはインターネット上でリアルタイムに音声と動画をやりとりする技術です。これを用いることでオンラインでの電子会議などをWebブラウザ上に実装することができます。

参考:WebRTCはブラウザ上でリアルタイムコミュニケーションをするためのフレームワーク。HTML5 Conference 2012
参考:ブラウザ間で動画や音声のリアルタイム通信を実現するWebRTCのバックエンドサービス「SkyWay」、開発者に無償提供。NTTコミュニケーションズ

すでにChrome、Microsoft Edge、Firefox、Safariなど主要なモダンブラウザでは実装が済んでおり、十分な実績を踏まえたことで、標準化が正式に発表されました。

WebRTCの次の標準技術についても検討が始まっており、W3CのWebRTCワーキンググループでは次世代の標準ではどのようなユースケースが適切であるのかの調査を開始。

またW3CとIETFはそれぞれWebTransportと呼ばれる新しい標準技術も検討中です(W3CのWebTransport Working GroupIETFのWebTransport Working Group)。

WebTransportではQUICをトランスポートプロトコルに採用し、WebRTCとWebSocketのどちらのプロトコルとしても使えるような、柔軟な通信手段として検討が進んでいます。

あわせて読みたい

Web技術 Web標準 W3C




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本