VMware、新型コロナウイルスの影響を考慮し「vSphere 6.5のジェネラルサポート期間」を2022年10月15日まで11カ月延長へ
VMwareは、今年の11月15日に終了が予定されていたvSphere 6.5のジェネラルサポート期間を、2022年10月15日まで11カ月延長することを発表しました。
すでに昨年、vSphere 6.7のジェネラルサポート期間についても延長されて同じく2022年10月15日まで延長されていますので、これでvSphere 6.5も6.7も2022年10月15日までジェネラルサポート期間が延長されたことになります。
参考:VMwareが「vSphere 6.7のジェネラルサポート期間」を11カ月延長すると発表、新型コロナウイルスの影響を考慮して
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために多くの企業がリモートワークを採用しているなかで、オンプレミスで運用されているvSphere 6.5/6.7が存在する企業ではジェネラルサポート期間終了前に最新のvSphere 7もしくは別の環境へと移行を実現しなくてはなりませんでした。
こうした作業をリモートだけで実行することは事実上不可能でしょう。今回のジェネラルサポート期間の延長は、こうしたことに配慮したためです。
VMwareにおける「ジェネラルサポート期間」は、一般的なソフトウェアのサポート期間に相当します。ジェネラルサポート期間にはメンテナンスアップデート、セキュリティパッチ、不具合修正、新しいハードウェアのサポートなどのあまざまなアップデートが提供され、電話やオンラインを通じたサポートも提供されます。
このジェネラルサポート期間が終了すると、次に「テクニカルガイダンス期間」となります。ここではソフトウェアに対するアップデートは行われませんが、既存のパッチやバグフィックスは引き続き利用可能。電話サポートはなく、オンラインでの情報提供のみとなります。
テクニカルガイダンス期間も終了すると、サポート期間の終了、製品提供の終了となります。
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