モバイルアプリのUXをさらに高めるためのテストと性能監視、世界中に配置された実機で可能に。HeadSpinのテストプラットフォームで[PR]
モバイルアプリケーションやモバイル向けのWebアプリケーションにおいて、ユーザー体験の向上は欠かせないものとなっています。
それは競合ひしめく個人向けのアプリケーションに求められているのはもちろん、最近では企業内で使われる業務アプリケーションにおいても、生産性や業務効率の点で重視されるようになってきました。
一方で、モバイルアプリケーションの課題として、つねに良好な通信環境が保証されているわけではない、という点が挙げられます。
通信速度が遅い、レイテンシが大きいなどの通信環境でも適切に動作するか、不正な動作などを起こしていないかなどをモニタし、アプリケーションを改善できることが望ましいでしょう。
現実の形態通信網で実機テストとパフォーマンスモニタが可能
最近のモバイルアプリケーション開発ツールでは、そのためにわざと通信速度やレイテンシを劣化させた環境をシミュレーションできるような機能を備えたものも登場しています。
しかし、例えば画面サイズの異なるデバイスでのUIテストを行う場合、開発ツールのエミュレータだけでなく最終的には多くの実機を用いて行われるように、通信環境においても実際のさまざまな通信環境下でテストが行えることが、より優れたアプリケーションの開発に役立ちます。
そうしたテストを簡単かつ低コストで行うために、モバイルデバイスの実機をさまざまな地域に実際に配置し、現実の携帯電話通信網に接続して自動的に動作テストが可能なサービスが登場しています。
それが、テストプラットフォーム「HeadSpin」です(下記はHeadSpin国内認定テクノロジーパートナーの「コウェル」によるHeadSpinの日本語ページ)。
HeadSpinは、モバイルアプリケーション向けテスト自動化ツールの代表的なオープンソースソフトウェアである「Appium」の開発を主導するHeadSpin社が提供しています。
HeadSpinを利用することで、現実の様々な環境におけるテストやパフォーマンスモニタリングが可能になります。
世界100カ所以上の拠点に実機を配置
HeadSpinの大きな特長の1つ目は、全世界100か所以上の拠点にモバイルデバイスの実機を配置し、その場所にあるキャリアの携帯電話通信網やWifiネットワークに接続しているという点です。
実機は下記のようなモジュール内に収められており、この実機に対してリモート操作でモバイルアプリケーションやモバイルWebアプリケーションのテストやパフォーマンスモニタリングが可能です。
対応するテスト自動化フレームワークは、Appium、Selenium、Calabash、EarlGrey、FitNesse、UI Automator、JUnit、TestNG、Experitest、KIF、native XCtests、Espressoなど多岐に渡ります。
これらのフレームワークを用いて機能やパフォーマンス、さらにオーディオやビデオの品質テストにも対応。
ソースコードの変更やSDKなどは不要で利用できる
そして、HeadSpinを利用するためにアプリケーションのソースコードに手を加えることなくSDKなども不要であることが、2つ目の大きな特徴と言えます。
プロファイリング機能によりクラッシュした場合のスタックトレースや、処理が遅くなっている部分についてコールスタックやCPU時間の分析による原因の分析、メモリ使用量やネットワークI/Oの計測などもできます。
HeadSpinにはAIベースの問題検出エンジンが備わっており、例えばローディング待ちのためのアニメーションをAIが識別することで、ユーザーの待ち時間のメトリクスを取得する機能や、動画の品質をまるで人間がチェックするようにAIが確認することなどを実現しています。
つまりHeadSpinを用いることで、日本のオフィスやテスト担当者の自宅にいながらにして、世界中の場所を選び、テストを行い、バグやエラーを発見し、処理に時間がかかる部分などを分析、継続的なアプリケーションの改善が可能なのです。
自分のデバイスもHeadSpinに追加可能
さらに、今年の4月に新機能「Bring Your Own Devices」が追加されました。
これはHeadSpinのテスト機能を、手元のPCに接続した自前のモバイルデバイスでも実行できるようになるというものです。手元にしかないデバイスもテストの対象にでき、他のデバイスとの動作の違いをチェックするといったことが可能になります。
サブスクリプションで月額2万8000円、フリートライアルも提供
このHeadSpinが、初期費用など不要なサブスクリプションで使えるようになりました。
契約期間の縛りがない「HeadSpin Compass™」は月額2万8000円(税別、以下同じ)、年間契約の場合は1カ月あたり2万1000円と、低価格に設定されています。
現在、サブスクリプションの価格設定記念として、フリートライアルプログラムも提供しています。
さらに低価格の、マニュアル操作によるテストが可能な「HeadSpin Local™」は月額7000円、年間契約では1カ月あたり4200円で利用できます。
HeadSpin国内認定テクノロジーパートナーの「コウェル」では、日本語による技術サポートを月額3000円もしくは1時間10000円のチケットとして提供。導入から活用まで支援を受けることができます。
その他、6月23日には「【ウェビナー】スマホ実機でのテスト自動化と、継続的品質モニタリングによるUX向上」を開催、HeadSpinの技術サポートブログでも情報配信を行っています。
HeadSpinの詳しい内容については、ぜひ下記のページをご覧ください。
関連記事
(本記事はコウェル提供のタイアップ記事です)
あわせて読みたい
プログラマによるプログラミングのためのBGMなど、仕事や勉強の邪魔にならない無料で使えそうなBGM集。2021年版
≪前の記事
「Xcode Cloud」、Appleが発表。クラウド上でXcodeを自動的にビルド、テスト、App Storeへデリバリ。GitHubなどと連携