「Red Hat OpenShift 4.7」正式リリース。既存の仮想マシンをKubernetes管理下へ移行するツール提供、vSphere上のWinowsコンテナをサポート
Red Hatは、Kubernetesをベースとしたコンテナ基盤「OpenShift」の最新バージョン「OpenShift 4.7」正式リリースを発表しました。
OpenShift 4.7 is here!
— Red Hat OpenShift (@openshift) February 24, 2021
- Kubernetes 1.20
- Updated OpenShift Virtualization
- Virtualization Migrations
- Windows Containers on vSphere
- Simplified Bare Metal installs
- Horizontal Pod Autoscaler (CPU & Memory)
- New RHACM integrations
- and much, much more!! pic.twitter.com/pESiM2szgy
Kubernetesによるコンテナと仮想マシンの統合管理を推進
OpenShift 4.7は、Kubernetes 1.20を搭載。仮想マシンをKubernetesで管理する「OpenShift Virtualization」も機能が強化され、Kubernetesで管理する仮想マシンをワンクリックで作成できるテンプレート機能が追加。
さらに、Kubernetes管理下にない既存の仮想マシンをKubernetes管理下へ移行するための「Migration Toolkit for Virtualization」をプレビュー版として搭載しています。
Migration Toolkit for Virtualizationは、移行可能かどうかの事前チェックや問題検出、自動移行機能などを搭載予定で、今年後半に正式版として提供される予定。
これにより、コンテナだけでなく仮想マシンも含めてKubernetesで統合管理する機能を前進させています。
さらにVMware vSphere上でWindowsコンテナを実行できるWindows Containers on vSphere機能も来月に追加予定で、これによりWindowsコンテナはRed Hat OpenShift on AWS、Red Hat OpenShift Azureも含めてOpenShift環境でのサポートが強化されます。
そのほか、CI/CDの作業をGitベースで行える「OpenShift GitOps」機能など多くの機能が追加されています。
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