Red Hat OpenShiftがシングルノードで利用可能に、新バージョンの4.9から。エッジロケーションなどでの利用を想定
Red Hatは、正式リリースされたRed Hat OpenShift 4.9からシングルノード環境へのデプロイが可能になったことを明らかにしました。
Introducing single node @OpenShift - a full #OpenShift deployment in a single node - designed for even the most space-constrained environments. https://t.co/68CKal4cap #KubeCon #CloudNativeCon pic.twitter.com/C4pXV3frrk
— Red Hat, Inc. (@RedHat) October 19, 2021
OpenShiftは、Kubernetesを基板としたコンテナプラットフォームです。これまではOpenShiftのデプロイに最低3ノードが必要でしたが、OpenShift 4.9からはシングルノードにデプロイできるようになりました。
これによりオンプレミスやクラウドに加えてエッジにも一貫したOpenShiftの環境が構築できるようになるとともに、シングルノードのOpenShiftは単独で独立して運用可能な機能をすべて備えているため、万が一エッジがパブリッククラウドなどほかの環境から切り離されてしまったとしても、支障なく運用を継続することができます。
シングルノードのOpenShiftはこうした特徴を活かして、いったん航海がはじまると不安定な衛星回線しかない船舶での利用や、テレコム企業が運営する5Gネットワークのエッジなどが想定されています。
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