Microsoft Power AppsでiOS/Androidのネイティブアプリ開発が可能に。Iginte 2021
マイクロソフトは、11月3日、4日に開催したオンラインイベント「Microsoft Ignite 2021」で、ローコード/ノーコード開発ツールのPower Appsの新機能として、iOSとAndroidのネイティブアプリ開発を可能にする「Power Apps mobile apps 」プレビュー版を発表しました。
Power Appsのアプリケーションをネイティブアプリにすることで、モバイルデバイスでPower Appsのアプリを利用するためのPower Appsプレイヤーアプリが不要となります。
そしてモバイルデバイスのホーム画面からアプリ専用のアイコンをクリックすると特定のアプリケーションが起動するという、通常のモバイルアプリと同様の操作とUXにおける一貫したユーザー体験を提供できるようになります。
また管理ツールのIntuneによってアプリケーションごとにガバナンスを設定できます。
複数のキャンバスアプリを1つのネイティブアプリに
Power AppsはPowerPointのように画面などを設定していくことで簡単にアプリケーションが作れる、ローコード/ノーコード開発ツールです。さまざまなデータソースに接続できるコネクタも充実しています。
今年5月には、自然言語をプログラミング言語にAIで変換する機能の搭載も発表されました。
Power Appsでのアプリケーション開発には、「モデル駆動」と「キャンバスアプリ」の2種類があります。今回のPower Apps mobile appsでは、複数のキャンバスアプリを1つのネイティブアプリに組み込むことができます。
ネイティブアプリの配布については、Microsoft Endpoint ManagerやサードパーティのMDMツール、あるいは企業向けのアプリストアとしてMicrosoft App CenterやApple Volume Purchase Program、Managed Google Playなどで可能だと説明されています。
Microsoft Ignite 2021
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