マテリアルデザインを簡潔に記述できる「Jetpack Compose」がバージョン1.0に到達、本番環境で安心して利用可能に
Googleは、Androidのネイティブアプリケーション向けUIツールキット「Jetpack Compose」がバージョン1.0に到達したことを発表しました。
Version 1.0 of #JetpackCompose is here!
— Android Developers (@AndroidDev) July 28, 2021
See how Android's modern, native UI toolkit is fully stable and ready for you to adopt in production ↓ https://t.co/IF2Z281hWn
Jetpack Composeはマテリアルデザイン対応のUIツールキットです。それまでXMLで設定する必要があったAndroidのUIを、簡潔かつ宣言的なコードで記述できるようにしました。
それまでJavaのコードとUIのためのXMLのコードに分かれていたために開発生産性や保守性に課題があったAndroidのネイティブアプリケーション開発が、Jetpack Composeによって改善されることが期待されています。
Android Studio Arctic FoxでJetpack Composeをサポート
Jetpack Composeと同時に発表されたAndroid向けの新バージョンとなる開発環境「Android Studio Arctic Fox」では、Jetpack Composeに対応した機能も備わっています。
#AndroidStudio Arctic Fox is stable, with improved support for #JetpackCompose, WearOS pairing, and productivity features!
— Android Developers (@AndroidDev) July 28, 2021
Learn about Compose Preview, Compose Layout Inspector, Live Literals, Wear OS support, Background Task Inspector, and more ↓ https://t.co/3iJKEQxqx9
具体的には、Compose Preview機能で、例えばライトテーマとダークテーマ、異なるフォントのスケーリングなど、さまざまな状態のUIコンポーネントの表示状態を同時に確認することができるため、デバイスにアプリ全体をデプロイすることなく、コンポーネントの開発ができます。
また、リテラルのライブエディット機能が強化されたため、プロジェクトを再コンパイルすることなくアップデートされた表示を確認できるようになりました。
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