JetBrainsが軽量なコードエディタ「Fleet」発表。エディタとバックエンドの分散処理、多言語対応、共同作業対応など
プログラミング言語のKotlinや、統合開発ツールのIntelliJ IDEAなどの開発元であるJetBrainsは、同社が新規に開発した軽量なコードエディタの「Fleet」を発表しました。
JetBrains の最新プロジェクトである次世代 IDE Fleet を発表します!
— JetBrains Japan (@jetbrainsjp) November 29, 2021
Fleet は IDE であり、軽量エディターでもあります。 コラボレーションとリモートワークフローに対応し、柔軟でスマートな多言語ツールです。
詳細を確認して、プレビューにご参加くださいhttps://t.co/BDrN0egxBA pic.twitter.com/DsLpjufRrx
Fleetは瞬時に起動する高速で軽量なコードエディタを中心に、別途実行されるIntelliJコード処理エンジンを搭載しています。
LanguageServerを用いたプロジェクトおよびコンテキスト対応のコード補完のほかに、定義と使用箇所への移動コード品質チェック、クイックフィックスなどの機能を IntelliJベースのIDEから継承しています。
ターミナル機能、Git対応、テーマ対応、MavenとGradleによるJavaの実行とデバッグ対応(今後ほかの言語にも対応予定)、機能拡張のためのプラグイン機能(近日対応予定)なども備えており、Windows、macOS、Linuxに対応。
対応するプログラミング言語はJava、Kotlin、Python、Go、JavaScript、Rust、TypeScript、JSONに加え、今後PHP、C++、C#、HTMLにも対応予定。
ほかのユーザーとエディター画面を共有できるだけでなく、ターミナルやデバッグセッションの共有、コードレビューの実行、コードの調査などの共同作業もデフォルトで可能となっています。
Fleetは分散アーキテクチャによって構築されているため、コードエディタであるFleet本体はローカルマシンで実行し、そのほかのIDE関連機能は別のサーバやクラウドなどで実行可能となっているため、手元のマシンの能力が高くなくとも強力なバックエンドの開発環境と連携させることが可能です。
Fleetは現在早期リリースとして試用希望のユーザーを募集してます。
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