マイクロソフト、Javaの仕様を策定するJava Community Process(JCP)への参加を発表。Javaへのコミットをさらに強める
マイクロソフトは、Javaの仕様策定や関連技術の開発、実装などを行う「Java Community Process」(JCP)への参加を発表しました。
Microsoft Deepens Its Investments in #Javahttps://t.co/9nHnyCpEIP pic.twitter.com/8ijU3TYeAn
— Java at Microsoft (@JavaAtMicrosoft) November 4, 2021
JCPにはオブザーバ、パートナーメンバー、アソシエイトメンバー、フルメンバーなどのメンバーの種類がありますが、今回マイクロソフトは Java Specification Participation Agreement(JSPA)にサインし、フルメンバーとして参加することを明らかにしています。
JCPのフルメンバーには、オラクルはもちろん、IBM/Red Hat、SAP、インテル、ARM、Eclipse Foundation、TwitterなどIT業界の主要な企業が名を連ねており、日本からもNTTや富士通、日立など多くの企業が参加しています。
2019年にはAmazon.comも参加を発表しています。
Javaへのコミットメントを強めてきたマイクロソフト
マイクロソフトは2018年にAzul Systemsと提携し、Microsoft AzureもしくはAzure Stackで実行する目的であれば、Javaの長期サポート(LTS:Long Term Support)を無料で提供すると発表。
今年2021年4月には独自のOpenJDKディストリビューションでJavaの長期サポートを提供する「Microsoft Build of OpenJDK」をリリースするなど、Javaへのコミットを強めてきました。
参考:マイクロソフトが無償でJavaの長期サポートを提供へ、「Microsoft Build of OpenJDK」をリリース
今回JCPに参加したことで、マイクロソフトはJavaやその関連技術の仕様策定や実装に、今まで以上にコミットしていく姿勢をさらに明確に示したことになります。
あわせて読みたい
Kubernetes上にサーバレス基盤を構築できる「Knative」リリース1.0に到達
≪前の記事
Linux Kernel 5.15リリース。LTS版、新しいNTFS対応ドライバ、インカーネルSMB 3サーバ、不揮発性メモリへのスワップアウトなど新機能