GitLab、クラウド上でXcodeのビルドに対応する「GitLab Build Cloud for macOS」ベータ公開
クラウドサービスとしてソースコード管理などを提供するGitLabは、クラウド上でMacの仮想マシンを用いてXcodeなどのビルドを可能にする新サービス「GitLab Build Cloud for macOS」のベータ公開を開始しました。
GitLab 14.2 is released and includes the introduction of the Build Cloud for macOS beta, Markdown preview, expanded Gitpod integration, new DevOps adoption metrics, and much more.https://t.co/ELjMbJgx1e
— GitLab (@gitlab) August 22, 2021
GitLab Build Cloud for macOSのベータ公開は、GitLab 14.2の新機能の1つとして提供されます。
これまでGitLabを用いたビルドパイプラインでMacによるビルドを行おうとすると、ローカルなど自分でMac miniなどビルド用のmacOS環境を用意する必要がありました。
GitLab Build Cloud for macOSを用いることで、こうしたmacOSのビルド環境がGitLabのクラウドサービスですべて完結し、CI/CDのパイプラインの中に統合できるようになります。
4vCPU、10GBメモリ、14Bストレージの仮想Mac
GitLab Build Cloud for macOSは、GitLabとAppleマシンのホスティングベンダーであるMacStadiumの提携によって実現するもの。
今回のベータ版では、ビルド環境としてMacStadiumが提供する 4vCPU、10GBメモリ、14GBストレージのmacOS仮想マシンが用意されます
ベータ版の期間は利用料金は無料。11月に提供予定のGitLab 14.5で正式サービスになる予定とされています。
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