DenoがJavaScriptの標準化を行うTC39ワーキンググループに参加を発表
Node.jsの作者であるライアン・ダール(Ryan Dahl)氏が新たに立ち上げ、サーバサイドでJavaScript/TypeScriptを実行するためのオープンソースのフレームワーク「Deno」と、その分散ホスティングである「Deno Deploy」を提供する「Deno Company」はECMAインターナショナルに加盟し、JavaScriptの標準化を行うTC39ワーキンググループに参加することを発表しました。
Deno has joined @EcmaIntl's @tc39: the JavaScript standards committee.https://t.co/meFUKD5KKG
— Deno (@deno_land) December 13, 2021
DenoはTC39ワーキンググループの参加によって、JavaScriptを誰にとってもよいものに改善していくとともに、特にサーバサイドJavaScriptの改善に力を入れたいとしています。
その上で、まもなく以下の改善に取り組みたいとのこと。
- Better support for non-JS assets in the ES module graph
ECMAScriptモジュールグラフにおける非JavaScriptのアセットのサポート強化- Better support for explicit resource management
明示的なリソース管理のサポート強化- More extensive standard library functions for (async) iteration
(非同期な)イテレーションのための、より拡張可能な標準ライブラリ関数
また、TypeScriptについても今後さらにJavaScriptとの整合性を改善していきたいとしています。
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