SalesforceからAWSのデータベースが直接利用可能に、両社の提携強化により。専用ツールで簡単に接続、オブジェクトとしてアプリケーションから利用可能
AWSとSalesforce.comは提携を強化し、Salesforce.comからAWSのデータベースへの直接接続を簡単に行えるツールなどの提供を開始すると発表しました。
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— Salesforce News (@SalesforceNews) June 23, 2021
下記はデモンストレーションで示された、Salesforce.comとAWSのデータベースなどとを連携させる専用ツールの画面。
Salesforce.com上で専用ツールを起動すると、連携可能なAWSのサービス一覧が表示されます。
ここではリレーショナルデータベースのAmazon RDSを選択。
すると、Amazon RDSに格納されたデータベースのリストが表示されるため、Salesforce.comのアプリケーションで利用したいデータベースを選択します。
連携させたいテーブルを選択し、リレーション用の列などを設定して完了です。
するとSaleseforce.comの画面上からはAWSのデータベースがオブジェクトとして扱えるようになり、画面にドラッグ&ドロップすると自動的に対応するフィールドのフォームが生成されます。
Salesforce.comのフォーム上には当然のことながら、Amazon RDSのデータベースに格納されたデータが表示されます。また、フォームから入力したデータはAmazon RDSに保存されます。
これにより開発者はSalesforce.comのデータとAmazon RDSのデータを簡単に連携させるアプリケーションが開発できるようになります。
また、イベントの連携も可能で、AWSからSalesforceにイベントを送信するといったことも可能になります。
これらの機能は2022年に正式サービスとなる予定とのことです。
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