AWS、NFSサービスの「Amazon EFS」の料金を最大47%下げる「Amazon EFSワンゾーンストレージクラス」発表。冗長化を省略して安価に提供
Amazon Web Servicesは、NFSサービスとして提供している「Amazon Elastic File System」(Amazon EFS)の冗長化を省略することで価格を抑えた「Amazon EFS One Zone storage classes」(Amazon EFSワンゾーンストレージクラス)を発表しました。
Introducing Amazon EFS One Zone storage classes. Reduce costs by 47% for workloads not requiring multi-AZ resilience. https://t.co/y3jTxO31Zq
— Amazon Web Services (@awscloud) March 9, 2021
Amazon EFSは標準機能としてストレージに保存するデータを複数のアベイラビリティゾーンに複製することで冗長化を図り、万が一いずれかのストレージに障害が発生したとしてもデータを失わないようになっています。
今回発表されたAmazon EFSワンゾーンストレージクラスは、その名前が示す通り複数のアベイラビリティゾーンにデータを複製しないことで料金を安価に抑えたものです。
例えば開発環境におけるビルドやテストのための環境、データ分析のためのデータの一時的な保管場所など、データの冗長化を必要としないような利用方法においては、より安価にAmazon EFSを使える選択肢となるでしょう。
Amazon EFSワンゾーンストレージクラスは東京リージョンをはじめとする世界各地のリージョンで利用可能となっています。
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