「AsyncAPI Initiative」がLinux Foundationに参画、イベントドリブンなAPIの記述標準化を目指す
イベントドリブンなシステムで用いられるAPIの記述の標準化を目指す「Async API Initiative」が、Linux Foundationに参画したことが発表されました。
#AsyncAPI joins @linuxfoundation
— AsyncAPI Initiative (@AsyncAPISpec) March 30, 2021
Read about it: https://t.co/xfSzpFf0Nf
Watch the announcement: https://t.co/hsMMuKCaEx
Check the announcement notes: https://t.co/dBw7hLqN3S pic.twitter.com/giTGhXp5Hq
APIの記述を標準化する取り組みとしては、RESTful APIの記述標準化を目指す「Open API Initiative」があります。
参考:RESTful APIの記述標準化を目指す「Open API Initiative」をマイクロソフト、Google、IBMらが立ち上げ。Swaggerをベースに
これによりAPIに関するドキュメントなどの標準化とともにツールによる記述の自動化などが進みました。
AsyncAPI Initiativeは、このAPIに関する記述の標準化をイベントドリブンなアーキテクチャで用いられる非同期処理のAPIにも広げていこうという取り組みを行っています。
イベントドリブンなアーキテクチャでは、イベントが発生するとメッセージがパブリッシャーからサブスクライバーへとメッセージブローカーを通じて送られる、という仕組みが用いられます。
AsyncAPI Initiativeでは、OpenAPIの仕様との類似性を持ちつつ、こうしたイベントドリブンなシステムで使われるAPIを記述するための標準仕様を策定しています。
Linux Foundationへの参画を発表したブログ「AsyncAPI joins Linux Foundation」では、AsyncAPI Initiativeの独立性とコミュニティ主導を維持するためにLinux Foundationへの参画を決めたと説明されています。
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