Apple M1版Mac miniをベアメタルサーバで提供、VNCのリモートデスクトップやSSHで利用可能。仏クラウドベンダScalewayが1時間約12.5円で
フランスのクラウドベンダScalewayが、Apple M1チップ版Mac miniをベアメタルサーバとして提供するサービスを開始しました。
インテル版のMac miniをベアメタルサーバで提供するクラウドサービスは、昨年12月にAWSが「Amazon EC2 Mac Instances for macOS」として発表していました。
参考:AWS、Macインスタンスの仕組みを説明。市販のMac miniをそのままラックに組み込みThunderbolt経由でストレージやネットワークへ接続。AWS re:Invent 2020
Scalewayがこのサービスに合わせて公開した動画は完全にAWSのこのサービスを意識したものになっています。
8GBメモリ、256GB SSDのApple M1版Mac mini
今回Scalewayが発表したのは、最新のApple M1チップ版のMac miniをベアメタルサーバとして提供するサービス。Mac miniの仕様は8GBメモリ、OSはBig Sur、256GB SSD。
5分以内にプロビジョニングされ、VNC経由のリモートデスクトップもしくはSSH経由で利用可能です。
料金は1時間あたり0.10ユーロ(日本円で約12.5円)。Apple好きのエンジニアたちが24時間365日サポートしてくれるとのこと。
アプリケーションの開発における大規模なCI/CDの実行などで便利に使えるとしています。
ちなみにScalewayは、地下25メートルに核シェルターとして作られた場所をデータセンターとして利用していることで知られています。
Scaleway introduces Apple silicon #M1 as-a-Service, a first in Europe!
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