Apple M1チップ対応のDocker Desktop、同梱のKubernetesも実行可能に
Docker社が開発中のApple M1チップ対応のDocker Desktopで、同梱のKubernetesの実行が可能になったことが同社のブログ「New Docker Desktop Preview for Apple M1 Released」で明らかにされました。
これによりDockerとKubernetes環境をApple M1チップのMac上で簡単に構築できるようになります。
We know you want #Docker & M1 updates...so here ya go! We’ve released another preview of Docker Desktop for #Apple M1 chips. Find out what's new in this post https://t.co/Le1zKEd7zX
— Docker (@Docker) February 17, 2021
Kubernetesの実行が可能になったのは、新たに公開されたテクニカルプレビュー版の新版。
Docker Desktopは、従来のWindows版、Mac版でもKubernetesが同梱されており、簡単にWindowsやMacの環境上にDockerとKubernetesを立ち上げることができていました。
参考:Docker for Win/MacのKubernetes統合が正式版に。Stable Channelでリリース開始
Apple M1チップ用のDocker Desktopでもその実現に近づいたことになります。
テクニカルプレビューの新版では、それ以外にもハードコードされていたIPアドレスが取り除かれ、macOSによって動的に割り当てられたIPアドレスが使われるようになり、ディスク性能の改善、Dockerメニュー中のリスタート機能が有効になるなど、いくつもの機能追加や改善が行われています。
Apple M1 Techプレビューは誰でもダウンロードし、試すことができます。
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