Android IDEの最新版「Android Studio Arctic Fox (2020.3.1)」ベータ公開。Wear OS対応では心拍数のエミュレートが可能に
Googleは、Androidアプリケーションの開発環境であるAndroid IDEの最新版となる「Android Studio Arctic Fox (2020.3.1)」ベータ版のリリースを発表しました。
❄️ Android Studio Arctic Fox is moving to the Beta channel!
— Android Developers at #GoogleIO (@AndroidDev) May 18, 2021
We’re covering this release and more right now at #GoogleIO → https://t.co/7Npfgijm1E pic.twitter.com/1cFwbKbUw4
Android Studioは本バージョンからバージョン表記が変更になっています。
今回のバージョン名である「Android Studio Arctic Fox (2020.3.1)」のうち、数字で表される「2020.3.1」の2020はベースとなる開発ツールであるIntelliJ IDEAの年号が入り、次の3がIntelliJ IDEAのメジャーバージョン番号、最後の1がAndroid Studioのメジャーバージョン番号となります。
そして各リリースごとにAから順にコード名が付き、それが本リリースでは「Arctic Fox」(ホッキョクギツネ)となっています(ちなみに次のリリースはBで始まる「Bumblebee」(マルハナバチ)であることが分かっています)。
フォルダブルデバイスにも対応
Android Studio Arctic Fox (2020.3.1)の主な新機能は以下。
「Live literals」機能では、UI上に表示する文字列を画面左のコードエディタで変更すると、ほぼリアルタイムに画面右のプレビュー画面に反映されるというもの。
プレビュー機能では「Interactive mode」を選択すると、操作に対応してアニメーションなどが意図通りに働くかどうかなどが確認可能です。
Layout Validation Toolでは、複数の画面サイズのデバイスでレイアウトが崩れていないかを一覧表示。
フォルダブル(折りたたみ式)デバイスにも対応。
Wear OS対応では、エミュレータで心拍数を任意の値にして動作確認ができます。
Android TVや新しいGoogle TVのリモートコントロールにも対応します。
あわせて読みたい
[速報]Azure Functions、Azure App ServiceなどがAWSやGoogle Cloud、オンプレミスなどで実行可能に、Kubernetes対応で。Microsoft Build 2021
≪前の記事
AWS、コンテナにWebアプリを置くと簡単にデプロイが完了する「App Runner」リリース。オートスケール、ロードバランス、証明書の管理などすべておまかせ