Amazon Elastic File Systemの読み取りスループットが3倍に向上、価格は据え置き
Amazon Web Services(AWS)は、Amazon Elastic File Systemの読み取り(リード)のスループットを最大で3倍まで向上させたことを発表しました。
サービスの価格はそのままで、より高速なデータの読み込みが可能になります。
Amazon EFSはスケーラブルなNFSサーバをマネージドサービスで提供します。あらかじめ容量を決めてプロビジョニングする必要がなく、保存するファイルの大きさに対して自動的にキャパシティが増減していくのが特長。
また、必要なスループット性能をプロビジョニング時に指定でき、あまり使われなくなったファイルを安価な低頻度アクセスストレージクラスへ移動するなど、コストの最適化にも柔軟に対応します。
今回の性能向上により、プロビジョニング時に設定されたスループットが、読み取り時には自動的に3倍にまで向上されるとのこと。「Amazon Elastic File System triples read throughput」から引用します。
If you have configured 1 GB/s of provisioned throughput, your application can now drive up to 3 GB/s for read operations (and continue to drive 1GB/s for write operations) without any application or configuration changes.
プロビジョニングでスループットを1GB/sに設定している場合、アプリケーションや構成を変更することなく、アプリケーションの読み取り操作が最大3GB/sまで向上するようになりました(書き込み操作では1GB/sのままです)。
また、バーストモードでは現在、読み取りスループットが300MB/s、またはAmazon EFS標準で保存されているデータの1TiBあたり300MB/sのいずれか高い方が提供されているとのこと。
これを利用するための設定変更やアプリケーションの変更は不要。価格も据え置きのままです。
これにより特に読み取り性能が重要なWebサーバや機械学習などのアプリケーション性能が向上するとされています。
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