グローバルのクラウドインフラ市場トップ3は、AWSが33%、マイクロソフトが20%、Googleが10%。2021年第3四半期、Synergy Researchとcanalysの調査結果
調査会社のSynergy Researchおよびcanalysは、2021年第3四半期におけるグローバルのクラウドインフラ市場について調査結果を明らかにしました。
Synergy Researchの調査結果は次のグラフで示されています。
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クラウドインフラ市場全体は過去1年で37%の成長。シェアトップはAWSで33%、2位はマイクロソフトで20%、3位はGoogleで10%となっています。
一方、canalysの調査結果ではクラウドインフラのシェアは以下のようになっています。
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1位はAWSで32%、2位はマイクロソフトで21%、3位がGoogleで8%です。
Synergy Researchとcanalysの結果はおおむね一致しているように見えます。
9カ月前とシェアはほぼ変わらず
ちなみに、下記のグラフはcanalysによる2020年第4四半期、つまり9カ月前の時点でのシェアのグラフです。
現時点でのシェアと比べると、AWSのシェアは変わらず、マイクロソフトのシェアは1ポイントの差、Googleのシェアも1ポイント差です。
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これはマイクロソフトとGoogleが、じりじりとAWSに迫ろうとしていると同時に、シェアを食われているのはAWSではなく4位以下のクラウドベンダであり、上位3社とそれ以外の差は少しずつ広がろうとしている、ということも示しているようです。
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