Zoom、わずか4カ月で参加者が1000万から3億超へ。急増への対応でOracle Cloudへインフラを拡張。AWS、Azureに加えて
ビデオ会議サービスを提供するZoomは、2020年4月22日の時点で1日あたり約3億人以上がビデオ会議の参加者となる巨大なプラットフォームになりました。
しかも昨年12月末の時点では1日あたりの会議参加者は約1千万人、それが今年3月には2億人を突破、そして4月が終わらないうちに3億人を超えるという信じられないペースで急増しています。
この急増するニーズに対応するため、Zoomは新たにOracle Cloudの利用を開始したことがオラクルから発表されました。
When the world turned to @zoom_us, the Zoom team turned to us. And we couldn’t be prouder to work with @ericsyuan and team! https://t.co/9Xk9A92rVD#Cloud pic.twitter.com/yrS1u7Z29U
— Oracle (@Oracle) April 28, 2020
2020年3月18日付けのCNBCの記事ではZoomのCFOが、同社のインフラとして17の自社データセンター(数週間以内にさらに2つ追加される予定)に加えて、AWSとMicrosoft Azureを利用しているとインタビューで答えています。Oracle Cloudはこれらに追加されたことになります。
ZoomがOracle Cloudの利用をオラクルに打診したのは、おおよそ6週間前。オラクルは支援チームを立ち上げ、数日でZoomがOracle Cloud上で実行できるようになり、1週間程度で本番のトラフィックを処理しはじめ、現在は約7ペタバイトのトラフィックを毎日転送しているとのことです。
Zoomとオラクルは、今後Zoom全体のキャパシティ増加と利用リージョンのグローバル展開についても協業していくとしています。
追記 2020年5月1日 14時20分)Zoomが関連する数字についての単位を「1日あたりの利用者」(「daily users」)から「1日あたりの会議参加者」(daily meeting participants)に変更したため、本記事でもタイトルと本文中の表現を改めました。
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