Slidoをシスコが買収、Webexの強化狙い。Slidoは引き続き独立したサービスとしても存続
Slidoとシスコは、シスコがSlidoを買収することで両社が合意したことを発表しました(Slidoの発表、シスコの発表)。
BREAKING
— Slido (@Slidoapp) December 7, 2020
We’re excited to share the news about Cisco’s intent to acquire Slido to further our shared vision of transforming the virtual meetings experience.
Read more here https://t.co/XbBNrLA3d6
Slidoはセミナーやイベントに特化したコミュニケーションツール。Webブラウザから利用できます。
実際に参加者が集まるイベント、オンラインセミナーのどちらでも利用可能で、イベントやセミナーごとに専用の掲示板が用意されます。
参加者は誰でも掲示板に登壇者への質問を書き込むことができ、あるいは誰かが書き込んだ質問に「いいね」することで気に入った質問の優先順位を高めることができます。
また登壇者や主催者は掲示板を通じて参加者にアンケートやクイズを出すこともできます。
これにより参加者は質問しやすく、多くの参加者が聞きたい質問は自動的に優先度が高まるので、登壇者もみんなが知りたいことについて答えやすくなるなど、イベントにおけるコミュニケーションの質や量の向上に役立ちます。
日本でも1年以上前からイベントなどで使われ始め、人気が高まりつつありました。
シスコはSlidoを買収し、同社のオンラインコミュニケーションツールのWebexに統合することで、Webexの強化につなげることを目論んでいます。
SlidoはWebexプラットフォームの一部となりますが、引き続き単独のサービスとしての提供も行われるとのことです。
あわせて読みたい
GitHub、電子掲示板でコミュニティ機能を実現する「GitHub Discussions」パブリックベータを開始。GitHub Universe 2020
≪前の記事
Raspberry PiでAWS互換のコンテナ環境を作れるAmazon ECS Anywhere。AWSがコンテナとKubernetesでハイブリッドクラウド/マルチクラウド対応へ大きく踏み出す