「MongoDB 4.4」ベータ登場。データを統合するUNION対応、シャードキーの動的変更、最速レスポンスのためのヘッジドリードなど新機能
NoSQLデータベースの代表的な製品の1つであるドキュメントデータベース「MongoDB」の最新版となる「MongoDB 4.4」のベータ版がリリースされました。
発表は同社がオンラインで開催したイベント「MongoDB.Live 2020」で行われました。
MongoDB 4.4の主な新機能は、以下のようなものです。
Union
MongoDB Query Languageを拡張し、複数のコレクションを1つの結果セットにまとめることが可能に。
Refinable Shard keys
データをクラスタ内の複数データベースへ分散させるキーとなる「シャードキー」(shard Keys)が、データベースを止めることなく、いつでも変更し最適用可能に。
Hedged Reads
複数のレプリカサーバに対して読み取りリクエストを同時に送信し、もっとも早く返された結果をそのまま採用することで、レイテンシの最小化を実現。
そのほかRustとSwiftに対応したデータベースドライバなども用意されました。
MongoDB.Live 2020
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