Java 15正式版が登場。スケーラブルかつ低レイテンシなガベージコレクタ「ZGC」が正式版に
Java 15正式版が登場しました。
2017年9月に登場したJava 9以降、Javaは6カ月ごとに「フィーチャーリリース」と呼ばれるメジャーアップデートが行われています。Java 15は、今年3月に登場したJava 14に続くメジャーアップデートとなります。
Oracle is proud to announce the availability of #Java 15!
— Java (@java) September 15, 2020
Download: https://t.co/DXhO6clfh7
Release Notes: https://t.co/REOt9dL8bI
Documentation: https://t.co/rBSzBWPICP
Blog: https://t.co/PaEr8x8fn0 pic.twitter.com/KwWWCyzPUw
主な新機能や変更点
改行を含む文字列を定義できるテキストブロックは、Java 13でプレビュー、Java 14でセカンドプレビューとなり、Java 15でついに正式版となりました(JEP 378)。
スケーラブルかつ低レイテンシなガベージコレクタのZGCは、Java 11から実験的実装が進められてきましたが、Java 15で正式版となり(JEP 377)、停止時間の短縮を目指したShenandoahガベージコレクタも正式版となりました(JEP 379)。
"ZGC was released as an experimental feature in JDK 11…And today, with the release of JDK 15, ZGC is production ready." –@perliden #OracleDevLive pic.twitter.com/Z1SjIPeBYz
— Java (@java) September 15, 2020
JavaVM上でJavaScriptを実行可能にする機能「Nashorn」はJava 11ですでに廃止されていましたが、このJava 15で機能が削除されました(JEP 372)。
そのほかUnicode 13.0のサポート、Hidden Classesの導入(JEP 371)、Sealed Classesがプレビューとして採用(JEP 360)などの新機能も追加されました。
詳細は「JDK 15 Release Notes」をご覧ください。
また、日本JavaユーザーグループはJava 15 リリース記念のオンラインイベントを9月28日に開催することを明らかにしています。
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