Google、Active Directoryのマネージドサービスを正式サービスとして開始
Googleは、Active Directoryのマネージドサービス「Managed Service for Microsoft Active Directory」をGoogle Cloudの正式サービスとして提供開始したと発表しました。
Managed Service for Microsoft Active Directoryは、2019年4月にサンフランシスコで開催された「Google Cloud Next '19」で発表され、9月にパブリックベータとして公開されていました。
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Managed Service for Microsoft Active Directoryは以下の特長を持つと説明されています。
Active Directory対応アプリケーションとの互換性
本物のActive Directoryドメインコントローラを用いてサービスを提供しているため、機能から管理ツールまで互換性の問題は発生しない
メンテナンスフリー
マネージドサービスとして提供されるため、障害時の対応、パッチの適用、適切なファイアウォールの運用などの運用管理はすべてGoogle Cloudが行う
シームレスなマルチリージョン運用が可能
ユーザーは本サービスを自分の仮想マシンなどが稼働する任意のリージョンで運用できるため低レイテンシで利用できる。自社システムがマルチリージョンへ拡大した場合には本サービスもマルチリージョン展開が可能
ハイブリッドクラウド対応
オンプレミスで運用されているActive Directoryと接続し、ハイブリッドクラウドで運用できる
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万が一Active Directoryが障害を起こすと、その影響はシステム全体に及びます。こうした重要な部分をクラウドのマネージドサービスに任せることは、多くの情報部門などにとってリーズナブルな選択肢と言えるのではないでしょうか。
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