Google Kubernetes EngineがWindows Serverコンテナをサポート。同一クラスタ内でLinuxコンテナとWindows Serverコンテナが共存可能
Googleは、Google Cloudで提供しているKubernetesのマネージドサービス「Google Kubernetes Engine」(GKE)で、Linuxコンテナに加えてWindows Serverコンテナのサポートをベータ版として開始したと発表しました。
Kubernetes自身は2019年3月にリリースされたKubernetes 1.14からWindows Serverコンテナへの対応を実現しています。
それを受けて、Google CloudのサービスであるGKEとしてもWindows Serverコンテナのサポートを開始したことになります。
Windows Serverコンテナのサポートにより、複数のWindows ServerコンテナでKubernetesクラスタを構成できるようになるだけでなく、1つのKubernetesクラスタ内でLinuxコンテナとWindowsコンテナを共存させることも可能です。
ほかにもGKEでは新たにノード上のアプリケーションを自動的にアップグレードする機能が追加されました。Dockerのマルチアーキテクチャ対応イメージ(multi-arch)を用いることで、WindowsとLinuxのそれぞれのOSに対応した適切なイメージがノードに自動的に配布され、アップグレードされます。
また、Kubernetesを管理するコントロールプレーンとクラスタを構成するノードをリージョン内の複数のゾーンに分散して配置することでマルチマスター化し、可用性や信頼性を向上させるリージョナルクラスタ(Regional clusters)機能も追加されました。
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