Google Kubernetes EngineがWindows Serverコンテナを正式サポート。KuberntesでWindowsの本番用アプリケーションを実行可能に
Googleは、Google Kubernetes EngineでWindows Serverコンテナの正式サポートを開始したと発表しました。
これによりGoogle Kubernetes Engineを本番環境とした、Windows Serverコンテナ化したWindowsアプリケーションを実行可能になります。
Kubernetes自身は2019年3月にリリースされたKubernetes 1.14とそれ以後でWindows Serverコンテナを正式サポートしています。これがGoogle Kubernetes Engineに取り込まれ、同社のマネージドKuberntesサービスとしては2020年1月にプレビュー版としてWindows Serverコンテナのサポートを開始、今回正式サービスとなったものです。
Google Kubernetes Engine上のWindows Serverコンテナでは、インターネットからはアクセスできずVPC内からのみアクセスできる限定公開クラスタ、コンテナイメージを自動的にアップデートしてくれるNode Auto Updates、マルチマスターによってコントロールプレーンとノードを同一リージョン内の複数のゾーンに分散することで、可用性と信頼性の向上を実現するRegional clustersなどをサポート。
さらにグループManaged Service Account (gMSA)によるActive Directoryとの統合も実現しています。
また、Google Kubernetes Engine上でのWindows Serverコンテナを利用してDevOpsを実現するために、GitLab、CircleCI、New Relic、Datadog、Chef、Aquaなどさまざまなサードパーティによるサポートも行われているとのことです。
あわせて読みたい
HPEがKubernetes対応のコンテナプラットフォーム「HPE Container Platform」を国内で提供開始。大規模なデータ統合基盤の構築が狙い
≪前の記事
NVIDIAはネットワークベンダへ向かう。Mellanoxに続きCumulus Networksの買収を発表