Google I/O、Adobe Summit、KubeCon、F8など海外の大型イベントも相次いでキャンセルや延期へ
新型コロナウイルスの影響で、国内では相次いでイベントの中止やオンラインストリーミングへの変更が発表されていますが、海外の大型イベントも、キャンセルや延期が相次いでいます。
Googleは、4月6日からサンフランシスコで開催予定のGoogle Cloud Next ’20をオンラインイベントへ切り替えることが数日前に発表されましたが、さらに5月12日から開催予定だった「Google I/O 2020」も昨日、物理イベントをキャンセルし、オンラインイベントへの切り替えが発表されました。
Cloud Native Computing Foundationが3月30日からアムステルダムで開催予定の「[KubeCon + CloudNativeCon Amsterdam」の延期も発表されました。7月か8月に変更予定で、延期先の日付は別途発表する見通し。
アドビは、3月29日からラスベガスで開催予定の「Adobe Summit」をオンラインイベントへ移行すると発表。
Facebookが5月5日からサンノゼで開催予定だった「Facebook F8 Developers Conference」もイベントの中止が発表され、代替としてオンラインストリーミングとローカルイベント化を検討中。
同じく5月5日からIBMがサンフランシスコで開催予定だったデベロッパー向けのイベント「IBM Think 2020」もストリーミングイベントに変更が発表されました。
現時点で中止が発表されていないイベントも
一方、現時点で開催中止が発表されていないイベントもあります。
マイクロソフトが5月19日からシアトルで開催予定の「Microsoft Build」は、注意深く動向を注視しているとアナウンスされたものの、いまのところ中止発表はなく、デル・テクノロジーズが5月4日からラスベガスで開催予定の「Dell Technologies World 2020」も開催予定のままです。
6月になると、HPEがラスベガスで「HPE Discover 2020」を6月23日から、Nutanixが「.NEXT conference 2020」をシカゴで6月30日からそれぞれ開催予定。
また、アップルも毎年3月頃に、6月に開催するWorld Developers Conferenceの概要を発表しているため、そろそろ今年も何らかのアナウンスが発表されるはずです。
現時点で開催予定のイベントでも今後何らかの発表がある可能性が高いと思われるので、イベントへの参加や出展を検討している方々は注意深く状況を見ていた方が良いでしょう。
それに加えて、記事執筆時点でインドをはじめとする22カ国が日本からの渡航を制限しています。米国も日本からの入国に対して何らかの措置を検討していると報道されているため、こちらの動向にも十分注意が必要でしょう。
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