GitLabが日本法人を設立、国内で本格展開へ。ロゴが「タヌキ」なのは、スーパーマリオの大ファンだから

2020年5月1日

ソースコード管理サービスなどを提供するGitLabは、日本法人を設立しカントリーマネージャとして村上督氏を任命。日本国内での本格展開を開始すると発表しました。

GitLabはその名前の通りGitに対応したソースコード管理サービスを提供しており、またそのソフトウェアをオープンソースとして開発し、追加機能を加えた有償版ソフトウェアの販売を行っています。

現在のGitLabはソースコード管理機能にとどまらず、プロジェクト管理、開発環境、ビルド、セキュリティチェック、パッケージング、リリース、構成、モニタリングなど、ソフトウェアのライフサイクル全般をカバーするさまざまな機能を統合したサービスとなっており、これが最大の特徴となっています。

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GitHubやAttlasianといった競合するサービスを提供するベンダは、ソフトウェア開発者以外にも利用者を広げようとしている一方、GitLabは「ソフトウェアの開発、運用、セキュリティにフォーカスし続けている」(同社CEO シッツェ・シブランディ(Sid Sijbrandij)氏)ことも、同社の特長といえるでしょう。

同社にとって初めてのカントリーマネージャを日本に配置

同社は約1200人いる社員全員がリモートワークで働いていることも大きな特長です。同社がどのようにこれを実現しているかについては、先月公開した記事「1200人以上の全社員がリモートワーク。GitLabが公開する「リモートワークマニフェスト」は何を教えているか?」で紹介していますので、ぜひ参照してください。

これまで同社はグローバルに運営されてきましたが、今回、同社として初めてのカントリーマネージャを日本に配置します。

日本担当カントリーマネージャとなった村上督氏は、「日本企業は海外と比べて総じてシステムインテグレータへの依存度が高い」と指摘。日本市場ではシステムインテグレータとの連係を強化していくとしています。

GitLabのロゴはなぜタヌキなのか?

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GitLabは日本語で「タヌキ」と命名されたアイコンもよく知られています。多くの人にとってこれはキツネのように見えるのですが、実際にこのアイコンは「タヌキ」という名前なのです。

なぜロゴの名前を「タヌキ」にしたのでしょうか? CEO シッツェ・シブランディ氏に聞いてみたところ、次のような答えが返ってきました。

「このロゴを見てもらうと、何人かにはキツネ(fox)だといわれて、何人かにはタヌキ(racoon dog)だといわれてしまった。そこで(英語ではない単語として)「タヌキ」というのがあると聞いて、それはいい、それにしようと決めました。

また、わたしたちは宮本さんが作ったスーパーマリオの大ファンで、タヌキはスーパーマリオにおいて飛ぶ力を与えてくれます。それと同じように、利用者にはGitLabを活用して飛べるようなパワーを得ていただきたい、という意味も込めています」

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