Docker Hubで人気のあるコンテナイメージはBusyBox/Nginx/Redisなど。Docker Desktopのユーザーは現在6割以上がMac。Docker Index発表
Dockerは、パブリックなコンテナイメージなどのリポジトリであるDocker Hubと、PCやMacなどのローカル環境でDockerを利用できるDocker Desktopの利用概況を示すDocker Indexを明らかにしました。
Docker Hubは現在500万ユーザー、月間80億回のプルがあり、これまでのプルの総計が1300億回。ちなみに昨年は月間55億回のプルだったとのことで、1年で大きく成長しています。
Docker Hubでもっとも人気のあるコンテナイメージのトップ10は、BusyBox、Nginx、Redis、MongoDB、PostgreSQL、Alpine、Traefik、Ubuntu、Node.js、MySQL。一般的なLinuxでの人気とはやや異なる、コンテナで使われるソフトウェアの傾向が現れているようにも見えます。
Docker Desktopについては昨年の利用者はMacが66%、Windowsが34%だったのが、今年はMac が61%、Windowsが39%とWindows版の利用者が増えていることが読み取れます。
今年の春にWindows 10の大型アップデートでWSL 2(Windows Subsystem for Linux 2)がリリースされる予定です。これまでDocker DesktopはHyper-Vを利用するためにWindows 10 Homeには対応していませんでしたが、WSL 2を利用することでWindows HomeでもDocker Desktopが利用できるようになる見通しです。そうなれば、Windows版の利用者はさらに増えることが予想されます。
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