[速報]マイクロソフト、ビデオ会議やチャット機能などを組み合わせて独自の電子会議アプリなどを開発できる「Azure Communication Services」プレビュー公開。Ignite 2020
マイクロソフトはオンラインで開催中の年次イベント「Ignite 2020」で、プログラマが容易に独自の電子会議アプリケーションやグループチャットアプリなどを開発できるフレームワーク「Azure Communication Services」のプレビュー公開を発表しました。
Easily add SMS, chat, voice and video calling to your apps and websites with just a few lines of
— Microsoft Azure (@Azure) September 22, 2020
code.
Introducing #Azure Communication
Services https://t.co/PLXOQvhdWP #MSIgnite pic.twitter.com/yj0zyhM42w
Azure Communication ServicesはマイクロソフトのクラウドであるAzureを基盤に実装され、下記の機能をなどを実現するAPIやSDKから構成されます。
1対1から複数人に対応したボイス会議、ビデオ会議機能。
絵文字やファイル共有にも対応したグループチャット機能。
SMSによるテキストメッセージ。
公衆電話回線による音声通話。
WebRTCにも対応。
ネイティブアプリケーション、Web、PCやモバイルデバイス、IoTにも対応。
これらの機能をAPIやSDKを用いてプログラミングし組み合わせていくことで、さまざまな用途に向けたリモートでのコミュニケーションツールを容易に実現できるようになっています。
デモンストレーションでは、顧客がカスタマサービスに対してスマートフォンを用いたビデオ通話で不良個所を簡単に説明できて、すぐにサポートが受けられるという、サポート用の独自アプリケーションが紹介されました。
さまざまな業務がリモートワークで行われるようになると、ZoomやMicrosoft Teamsなどの汎用の電子会議ツールよりも、特定用途向けに作られたコミュニケーションツールの方が効率が良くなるケースもあり、今後はそうしたコミュニケーションツールの需要が高まってくると考えられます。
Azure Communication Servicesは、そうしたリモートワークをベースにした特定用途のコミュニケーションツールの開発生産性に大きく寄与するフレームワークとなるでしょう。
Microsoft Ignite 2020
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