マイクロソフト、「 Azure Arc enabled Kubernetes」をプレビュー公開。OpenShift、Rancherなどとも統合可能に
マイクロソフトは、Azureを中心にAWSやオンプレミスなどを含むマルチクラウド基盤を構成するサービス「Azure Arc」をKubernetes対応にした「 Azure Arc enabled Kubernetes」のプレビュー公開を発表しました。
Discover the latest Azure Arc news, including the preview of Azure Arc enabled #Kubernetes and new ecosystem partners: https://t.co/89urRc7aTl pic.twitter.com/tBvhTQK7Q3
— Microsoft Azure (@Azure) May 21, 2020
Azure Arcは、AWSやオンプレミス、エッジなどを含む任意のプラットフォーム上で稼働するWindows Server、Linux Server、Kubernetesクラスタなどを統合管理できるマルチクラウド基盤です。マイクロソフトのマルチクライド/ハイブリッド戦略の重要な柱となるサービスの1つ。
2019年11月に開催されたイベント「Ignite 2019」において、同社CEOのサティア・ナデラ氏が発表したものです。
今回発表された Azure Arc enabled Kubernetesによって、このAzure ArcがKubernetesクラスタの統合管理も実現。
Azure Arcによって管理されたKubernetesクラスタに対してHelmチャートを用いたデプロイ、GitOpsを用いた構成管理やDevOpsパイプラインの実現などを可能にするとしています。
同社の説明によると、ほとんどすべてのCNCF認証済みのKubernetesに対応するだけでなく、レッドハット、Canonical、Rancer Labsなどとはインテグレーションパートナーとなり、Red Hat OpenShift、Canonical Kubernetes、Rancher Labsにも対応する見通しです。
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