マイクロソフト、AWSのコスト管理機能をAzureの管理機能に統合。「Azure Cost Management + Billing」AWS用コネクタが正式リリース

2020年9月9日

一般的にクラウドの料金は従量課金制のため、利用者は常に利用料が想定外なほど高額にならないか、あるいは予算内に収まっているかどうかを確認する必要があります。

そのため多くのクラウドのダッシュボードには、現在の使用料金、サービスごとの利用料の内訳、や今月の予想利用料金などを表示する機能が用意されています。

マイクロソフトは、Microsoft Azureのダッシュボードに搭載されているこの機能「Azure Cost Management + Billing」をクロスクラウド対応にすることを以前から明らかにしており、今回そのAWS対応となるAWS用コネクタが正式リリースとなりました

これにより、AzureのダッシュボードからAWSのコストとAzureのコストをまとめて管理、予測できるようになります。

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「Azure Cost Management + Billing」は、クラウドのコストを、コスト全体、サービスごと、ロケーションごと、リソースグループごとなど、複数の切り口で参照、分析、見積もり予測などができる機能を提供しています。

また予算額を設定しておくことで、状況に応じてアラートを発するなど予算管理も可能です。

今回正式リリースされたAWS用コネクタを用いることで、AWSの利用により発生するコストについても「Azure Cost Management + Billing」で統合管理できるようになります。

「Azure Cost Management + Billing」の利用料は、Azureのコスト管理に関しては無料。AWSのコスト管理も行った場合には、AWSで発生したコストの1%が利用料となります。

マイクロソフトは今後もさらに「Azure Cost Management + Billing」のマルチクラウド化を進めていくとのことです。

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