「AWS App2Container」リリース。Javaや.NETアプリを自動的にコンテナ化してくれるコマンドラインツール
Amazon Web Services(AWS)は、Javaや.NETアプリケーションをコンテナ化してくれるコマンドラインツール「AWS App2Container」をリリースしました。
Introducing AWS App2Container a new tool you can use to modernize your .NET & Java applications into containerized applications. https://t.co/rXLD0qKapu pic.twitter.com/cn68drSQTX
— Amazon Web Services (@awscloud) July 1, 2020
クラウドを中心にコンテナ環境が充実している中で、既存のアプリケーションをコンテナ化してクラウドなどのコンテナ環境へデプロイしたい、という要望が出てくるようになりました。
通常、アプリケーションをコンテナ化するにはコンテナのビルド環境を整えることや、Dockerファイルを記述する、といった手間がかかります。
今回リリースされたAWS App2Containerは、こうした手間を省き、コマンドラインから簡単に既存のアプリケーションをコンテナ化してくれるツールです。
App2Containerは自動的にサーバ上のアプリケーションや依存関係を探索し、Dockerファイル、コンテナイメージ、Kubernetes用のYAMLファイル、Amazon ECSやEKSにデプロイするためのClouFormationのテンプレートなどを生成してくれます。
対応するアプリケーションは、.NET 3.5以上でIIS7.5以上で実行されるASP.NET製Webアプリケーションと、スタンドアロンのJBoss、Apache Tomcatで実行されるLinux版のJavaアプリケーションおよびSpringBoot、IBM WebSphere、Oracle WebLogicなどで実行可能なJavaアプリケーション。
またApp2Containerの実行にはAWS Command Line Interface 1.14以上、Docker関連ツール、そしてASP.NET用にはPowerShell 5.0以上が必要となります。
あわせて読みたい
DBへのコネクションプーリングなどを実現する「Amazon RDS Proxy」が正式版に。サーバレスアプリからの頻繁な接続要求などを高速処理
≪前の記事
「Google Cloud VMware Engine」正式リリース。Google Cloudのベアメタルサーバ上にVMware環境を構築