「Angular 10」正式リリース。TypeScript 3.9サポート
Webアプリケーションフレームワーク「Angular」の最新版となる「Angular 10」正式版がリリースされました。
今回のAngular 10は、前バージョンのAngular 9が2月にリリースされてから約4カ月という短い期間でリリースされたため、通常のメジャーバージョンアップよりも小さめの機能追加や変更になっています。
Version 10 is now available! Check out the new date range picker and the new tooling improvements. https://t.co/2ZPMdUYcI7
— Angular (@angular) June 25, 2020
対応するTypeScriptはバージョン3.9となり、TSLibはバージョン2.0、TSLintはバージョン6になりました。
新機能としては、Angular Materialに新しい日付範囲ピッカーが登場。
また、CommonJSを使ってパッケージされた依存関係はアプリケーションの増大と動作の遅延を引き起こす可能性があるため、警告が出るようになりました。この場合、ECMAScriptモジュールバンドル(ESM)を使うことが好ましいとされています。
ng newコマンドで新しいワークスペースを設定する際に「--strict」オプションが利用可能になりました。これにより、TypeScriptのstrictモードが設定され、テンプレートのチェックが「Strict」になるなど、より厳密な事前チェックが可能になります。
次のAngular 11は今年の秋にリリース予定です。
あわせて読みたい
JITコンパイラ搭載で高速化を実現する「PHP 8」最初のアルファ版が公開。今年11月26日に正式版を予定
≪前の記事
マイクロソフト、Linux用のマルウェア対策ソフト「Microsoft Defender ATP for Linux」正式版リリース