Amazon TranslateがOfficeドキュメントに対応。WordやExcel、PowerPointファイルの中身を別言語に翻訳
Amazon Web Services(AWS)は、深層学習モデルを利用した機械翻訳サービスのAmazon Translateが、Officeドキュメントに対応したことを発表しました。
New #AWSLaunches!
— Amazon Web Services (@awscloud) July 29, 2020
AWS Directory Service for Microsoft Active Directory & AD Connector are now available in the AWS Africa (Cape Town) & AWS Europe (Milan) Regions
Amazon Translate now supports translation of Office Open XML documentshttps://t.co/olsunt1qaR pic.twitter.com/8x4H0Cafhp
Amazon Translateはこれまで、テキストファイルとHTMLファイルの翻訳に対応していました。
今回新たに「Office Open XML(OOXML)標準」に対応したファイルフォーマットの翻訳に対応したことで、Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointのファイルをそのまま読み込ませ、内容を別の言語に翻訳できるようになりました。
手順はこれまでと同様、Amazon S3に入力元のファイルを置いて出力先を指定し、ファイルの種類を指定。元の言語と翻訳先の言語を指定します。
下記は同社のブログ「Amazon Translate now supports Office documents」で示された、英語(画像左)からフランス語(画像右)に翻訳されたWordファイルの例です(Publickeyの横幅に合わせて画像を一部加工しています)。
ビジネスドキュメントの多くはOfficeファイル形式でしょうから、Amazon Translateの利便性がより高まることでしょう。
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