Amazon Redshiftの利用料金が「秒」ごとの課金に。細かな料金計算の実現で実質的な値下げに
Amazon Web Servicesは、Amazon Redshiftの料金計算における最小単位を、これまでの1時間から新たに1秒に変更することを明らかにしました。
New #AWSLaunches!
— Amazon Web Services (@awscloud) February 5, 2020
AWS Storage Gateway is now available on Linux KVM hypervisor
Amazon Redshift now supports per-second billinghttps://t.co/sOQLehyd8Y pic.twitter.com/cRXou57rAC
クラウドの料金体系は、基本的に使った分だけ支払うことを基本としています。そして、どれだけ使ったかを計算する際の最小単位が小さくなることは、実質的な値下げにつながります。
例えば、最小単位が1時間の場合、あるサービスを1時間10秒使ったとすると2時間使ったものとして計算されてしまいます。しかし最小単位が1秒になると、正確に1時間10秒分の料金だけで済むのです。秒単位の課金は、特に開発環境やテスト環境など、小さなタスクをひんぱんに実行するケースで顧客にとって有利に働くでしょう。
AWSは2017年10月に仮想マシンを提供するAmazon EC2と、ブロックストレージを提供するAmazon EBSの料金を、それまでの1時間単位での計算から1秒単位の計算に変更することによる実質的な値下げを行いました。
今回のAmazon Redshiftにおける秒単位での課金も、この実質的な値下げを広げる一環だと思われます。
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